2016年6月6日月曜日

ウラジオストク空港であれこれ(その3)

空港のロビーに出たのが19時少し過ぎ。人が少なく閑散としております。
まずはiPad mini用に現地SIMカードの調達。これについてはあれこれ調べては決め手がなく、保険として日本でWifiルータ借りるかロシアでも使えるSIMカードを予め買っておくか?なども考えましたが、買えた方の記事を読むと数ギガで400~500ルーブル(レートにも寄りますが1000円ぐらい)と書いてあるし、街中は東京よりよっぽどWifiが充実してそうな感じだし、えいっ、いちかばちかで現地SIMいっとこ!と何も準備せずにやってきたのです。

情報によると空港でSIMが買える場所は2箇所。MTCとBeeline。
MTCは19時で閉まるらしいと書いてありましたが、やはり照明が落ちて既に無人になっていました。黄色と黒のシマシマを目印にBeelineを探すと…あった!照明点いてる!

(これは帰りに撮った写真なので人がいます)











中には物腰の柔らかそうなおにーちゃんがいました。しかも、英語も上手(言葉の問題もあったので、出来れば空港で購入したかったのです)。
データ専用5GBで400ルーブル。わたくしシロウトなので5GBでどのくらい使用できるのかさっぱりわかりませんが、400ルーブル(いっても800円ぐらい?)ならいいやとそれにしました。が、なかなか繋がらない…。おにーちゃんのiPhoneのSIMと入れ替えて試すとそれだと繋がる。なので「通話付きデータ5GBの300ルーブルのSIMにしよう」と交換を試みられるも、やはり繋がらず。サポートに電話したりあれこれ試すこと1時間近く、設定に問題があったようでそこを解決して無事に繋がりました。ヤッター!!
結局300ルーブルのSIMで帰りまで持ちました。ホテルやカフェではそこのWifiを使うように心がけてもいたけど。
途中嫁から帰れコール(たぶん)も入っていたのに…ありがとう…。
その後タクシーの手配などしていて8時過ぎ、Beelineのブースを見たら照明が落ちていたのでおそらくこちらは8時頃までは開いていると思います。

世界と繋がったので安心して現金調達。
VISAデビットでルーブルの引き下ろしを試みます。万が一上手く行かなかった場合のために成田で少し両替をしておきましたが、レート悪…。
(1ルーブル=2.13円)
VISAデビットで引き下ろした分のレートが、1ルーブル=1.738円……。
ああっ。成田での両替は保険ではあったけど、悔しい!!

無事にルーブルも補充して、次は市内への移動です。
もうひとつ悩ましかったのが空港から市内への移動。選択肢は3つ、アエロエクスプレスという鉄道か、路線バス(107番)、もしくはタクシー。
アエロエクスプレスはウラジオストク駅まで1時間弱と一番便利でタクシーより安いのですが、いかんせん本数が少ない。2時間に1本ぐらいかな。終電も17時半と早い。
(時刻表)http://vvo.aero/en/passazhiram/transport/aeroexpress.html
バスは確か20時が最終。しかし現金を調達したらもう20時、それからバス乗り場を探して…というのも間に合うか自信がありませんでしたし、宿泊するホテルが急な坂の上にあるためウラジオストク駅からホテルまでの移動も不安でした。夜だし。
というわけで、タクシーを利用することに。

写真を撮ったつもりで忘れていましたが、ロビーの中央にでっかく「TAXI」と書いてあるブースがあるので、すぐに見つかると思います。ゲートを出ると例にもれず白タクのおっちゃん達が声をかけてきますが、公式料金のタクシーを利用したほうが安全だと思われます。
ブースでハングル文字プリントのTシャツを着た黒髪のパンク風味なおねーちゃんにタクシーを1台お願いします。雰囲気で言うと「シェイムレス」のミルコヴィッチ兄妹の妹、マンディみたいな感じ!(あの家族もロシアンマフィアですね…)
隣に立ってたおっさんが料金表を見せてくれて、ウラジオ市内までは1500ルーブル。ネットでは1200とか1300とか見た気がしましたが、値上げは世の常ですからね…。
おねーちゃんに「モネモネ」と言われ、わからず「???」とボーっとしていたら「チッ」という顔をされ……5秒後ぐらいに「moneyか!!」と判明、お金を出したら「まぁよかろう」みたいな顔で受け取られました。ホッ。

レシートに車の番号を書いてもらい、それを持って外に出るよう指示を受けました。ドニ・ラヴァン似の無愛想だと思ってたおっさんが「バイバイ」と言ってくれたのが可愛らしかった。

外に出たら雨が降り出しそうな鉛色の空。バスが何台か止まっていますが人は少ない。地の果て…みたいな単語がよぎって無駄に不安になります。ここで待ってればタクシーが来るのかな…とぼんやりしていると、遠くから何かこっちに向かって叫んでいるおっさんがいます。よく見ると「TAXI」という看板が。あそこか!
スーツケースを引っ張っておっさんのほうに移動を始めると、おっさんもこちらへやってきてくれました。レシートの番号を見せてマッチング完了。
車に乗り込み、いざ、ウラジオストク市内へ。

つづきます。